移住先として国内外から注目を集めている長野県白馬村。
人口9,000人程度の小さな街のどこに人気の秘密があるのか。
白馬に移住して5年目の僕が、自分なりの見解をまとめたいと思います。
3,000メートル級の山々を眺めながら生活できる
白馬村の魅力はなんといっても雄大な自然。
西側に北アルプスの3,000メートル級の山々が連なり、毎日この景色を眺めながら生活ができます。
初夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色。
季節ごとに違う表情を見せてくれるので、僕は暇さえあればずっと眺めています。
移住したての頃は、朝起きて北アルプスに雲がかかっていると一日残念な気分でしたが、一日として同じ景色はないと思うと、最近はそんな姿すらも美しいと感じるようになりました。
北アルプスの景観は、死ぬまで飽きることはないと思います。
ふわっふわのパウダースノーが降り積もり、バックカントリーもしやすい環境がある
冬に大量に降り積もる極上のパウダースノーが、スキーバム(スノーボードバム)たちを虜にします。
スキーバムとは、スキーに人生をささげて、シーズン中は毎日滑るような人たちのこと。
このスキーバムたちが、極上のパウダースノーを求めて白馬村へ移住してきます。
スキーバムたちを魅了するポイントは、雪の量と質だけではありません。
近年、管理されていない山岳エリアを滑走する「バックカントリースキー」が人気。
白馬村のバックカントリーは、5つあるスキー場のリフトを使用してアプローチできることや、北アルプスの急峻でバリエーション豊かなラインを滑られるため、世界的に注目されています。
そんな恵まれた環境を求めて、バックカントリーガイドやプロライダー、そして外国人なども移住してきます。
白馬村中心部から車で20分で行けるスキー場が8つもある
白馬八方尾根スキー場、白馬岩岳スノーリゾート、エイブル白馬五竜、Hakuba47ウィンタースポーツパーク、白馬さのさかスキー場、栂池高原スキー場、白馬乗鞍温泉スキー場、白馬コルチナスキー場。
これは、白馬駅から車で20分で行けるスキー場です。その数はなんと8つ。
スキーやスノーボードをやる人にとって、個性豊かなスキー場が近距離に複数あるのは本当に魅力的です。
僕は、白馬エリアの全10のスキー場で使える「Hakuba Valley 全山共通シーズン券」を購入して、気分や、混雑具合、降雪状況をトータルで判断して、その日滑るスキー場を決めます。
家の最寄りのスキー場までは10分で行けるので「朝の仕事前や昼休憩にひと滑り」なんてこともできてしまいます。
都会の人が仕事の前後にヨガなどの習い事をするような気軽な感覚です。
このような贅沢な環境は、なかなか他にないですよね?
スキー・スノーボード以外の外遊びのバリエーションが豊富
白馬村は、夏のアクティビティも充実。
登山、トレイルランニング、マウンテンバイク、渓流釣りなどさまざまで、スキー・スノーボードはやらないけれど、夏の外遊びをしたくて移住してくる人もたくさんいます。
また、あまり知られていませんが糸魚川まで車で1時間で行けるので、冬はスキー・スノーボードを、夏はサーフィンというように、一年中、横乗り系スポーツを楽しむ人もいます。
白馬村は、外遊びが好きな人にはたまらない環境なのです。
必要最低限の店・教育機関・医療機関が揃っていて住みやすい
白馬村は、人口9,000人前後の小さな街ですが、生活に必要なお店や施設が揃っています。
例えば、
- スーパーマーケット →ハピア、デリシア、ザ・ビック
- コンビニエンスストア →セブンイレブン、ローソンなど
- ホームセンター →コメリ
- 飲食店 →多数
- アウトドアショップ →ノースフェイス、パタゴニア、スノーピーク、モンベル、好日山荘など
- 教育機関 →白馬北小学校、南小学校、白馬中学校、白馬高校
- 病院 →栗田医院、しんたにクリニック、横沢医院など
という具合に、なかなかのラインナップ。
必然的に働き口も多くなるため、移住しやすい環境になっています。
おわり
「自然が豊かな地域」はあっても、「目の前に3,000メートル級の山々が連なる地域」は白馬村以外にないと思います。
そんな自然環境の中でさまざまな外遊びができるのはもちろん、自然と街が近いので「暮らしやすさ」も魅力!
以上が、白馬に移住して5年目の僕の見解です。
▼僕が移住して感じたことや、移住に関するアドバイスをまとめたこちらの記事もご覧ください!