2022年12月。
今年も寒くて厳しい冬がやってきました。
4月上旬まで山も街も庭も雪に覆われてしまうため、この時季の雪国は「冬支度」に追われて大忙し。
マイホームで迎える2度目の冬は、昨年の経験と反省を活かして効率的に作業ができたような、できなかったような…。
今回は、大変でもあり楽しくもある「雪国の冬支度」をお届けしたいと思います。
1年の感謝の気持ちを込めて行なう畑仕舞い
トマトやナスやキュウリなど食卓に彩りと恵みを与えてくれた畑。
無事に今シーズンの役目を終えたので片付けてあげます。
我が家の畑は不耕起栽培を実践しているため作業はそう多くはないのですが、例えば、不要な支柱やネットを取り除いたり、野菜の根を残したまま地上に出ている茎を切り落としたり、周囲の草を刈って畝に敷いたりします。
モグラやネズミなどの地中生物に荒らされないように、支柱は何本か残しておきます。
支柱があることで地中の障害物となり、モグラが畑へ侵入するのを防ぐ効果があるとか。
1シーズン使って泥だらけになったスコップやクワなどの農具は、泥を洗い流して倉庫へ収納。
1年の感謝の気持ちを込めて行なう「畑仕舞い」はこれでOKです。
雪国の冬にかかせない薪の整理
寒い雪国に必要不可欠な薪ストーブ。
そんな薪ストーブの燃料となる「薪」の準備も大切な仕事です。
昨年の残り物や、春から夏にかけて死に物狂いで割った薪を、使いやすく雪があたらない場所に移動させます。
厳冬期は外の薪棚が雪に覆われてしまうため、車庫や屋根のある場所でできるだけ多くの薪を保管します。
我が家では約2ヶ月分の薪を車庫に入れてあるので、当面の間は薪棚を掘り起こしたり、濡れた薪を乾かしたりする必要はありません。
これで安心して冬を迎えられます。
大切な庭木を守る雪囲い
大切な庭木が雪で傷つかないように、麻紐や麻布や支柱などを使って保護してあげます。
昨シーズンは常時腰の高さまで積もるほどの大雪だったことと、まだ雪囲いが下手だったため、枝が折れてしまった木がいくつかありました。
今シーズンはその反省を活かしてしっかりと固定してあげました。
このやり方で大丈夫だったのか、その答え合わせは4ヶ月後。
雪の侵入を防ぐ車庫の雪囲い
我が家の車庫は、車の他に大切な薪や自転車も保管してあります。
ところが、開放的な作りになっているため、冬は北側から雪が吹込み悲惨な状態に。
そのため、今シーズンから木材とシートを貼って塞ぐことにしました。
その作業には、下のリンクのような雪囲い用の金具を使用します。
雪囲い用金具の良いところは、容易に木材の取り外しができる点。
冬が終わったらまた元の開放的な状態に戻す予定です。
雪に備えてスタッドレスタイヤに交換する
雪国ではスタッドレスタイヤがマストアイテム。
東京にいたときは業者にお願いしていたタイヤ交換も、いまでは自分で行なっています。
寒くて重いため嫌いな作業のひとつですが、周りの人のほとんどは自分たちで交換しているし、2台で約7,000円の節約になるので頑張っています。
初めはこんな重要な作業をやるのは不安で仕方ありませんでしたが、慣れれば簡単。
道具は、ジャッキ、レンチ、トルクレンチの3つがあれば大丈夫。
リンクを貼っておくので参考にどうぞ。
ウッドデッキにシートを被せる
我が家のウッドデッキは無垢のヒノキ材を使用しているため、数ヶ月も雪が積もった状態になっていると腐ってしまいます。
そのため、シートを被せて雪から守ってあげます。
シートが風で飛ばされないように石を乗せるのも忘れずに。
外水道の水抜き
だいたいの作業が終わったら外水道の水抜きを行ないます。
冬の最低気温がマイナス20℃に迫ることもある我が地域では、水抜きを行なわないと水道管が100%破裂します。
修理による無駄な出費をしないためにも、忘れてはいけない大事な作業です。
無事、冬支度完了!
無事に、雪が降る前に冬支度を終えることができました。
冬を越すために、そして新しい1年を迎えるために行なう冬支度は、大変な作業であることは間違いありません。
しかし、季節の移ろいに合わせた暮らしは、都会では味わうことができない充実感と楽しさに満ちています。
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