旅先でフィルムカメラを片手に街を歩く時間は、何事にも代えがたい楽しいひとときです。
けれど、そんな旅の途中で避けられないのが「トイレ問題」。
海外旅行──とくに大好きなソウルには何度も訪れていますが、僕自身、ウォシュレットなしでは落ち着いて大便ができないタイプ。
海外では、日本のように清潔で安心して使えるウォシュレット付きトイレが少なく、困った経験がある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、2025年3月時点で僕が実際に訪れ、確認してきた「ソウルでウォシュレットが使える場所」を、エリアごとに整理してご紹介します。
観光や撮影の合間、急にトイレに行きたくなっても安心できる情報を、ぜひあなたの旅の参考にしてください。

ソウルで大便をしたくなったら…
ウォシュレットの有無や清潔さを気にしない人は、駅や観光地や商業施設などで適当に済ませてください。
有料トイレが多いヨーロッパと違い、ソウルでは基本的に無料で利用することができます。
僕の経験上、駅や小さなレストランや食堂にはウォシュレットなんかないし、古い建物のトイレにいたってはトイレットペーパーを流せないことが多いので、潔癖症の人には厳しい環境です。
ウォシュレットがないと大便ができない人や清潔感を求める人は、ホテルや美術館などへ駆け込むのが鉄則。
この記事ではそれらの施設を中心に、エリアごとに紹介していきます。
景福宮周辺
国立現代美術館 ソウル館 【清潔度★★★】

韓国の現代アートを楽しめる静かな国立現代美術館 ソウル館。
館内のトイレは全体的に清潔感があり、数も多め。
人が少ない時間帯ならとても快適に使えます。
展示内容は韓国の現代作家から企画展まで幅広く、旅の合間の休憩スポットとしてもおすすめです。
ソウル工芸博物館 【清潔度★★★】

韓国のさまざまな工芸品が楽しめるソウル工芸博物館。
館内のトイレは全体的に清潔感があるため、旅の合間の休憩スポットとしてもおすすめです。
錦湖美術館 【清潔度★★】

現代アーティストの作品を展示する錦湖美術館。
入場料が必要ですが、地下トイレにウォシュレットがありました。
現代美術館や工芸博物館に比べるとやや清潔感が劣ります。
オンジウムレストラン 【清潔度★★★★】

オンジウムレストランは、朝鮮王朝時代の宮廷料理を現代にアレンジした高級レストラン。
料理の味はもちろんのこと、お店の雰囲気や接客も素晴らしく、素敵なディナータイムを過ごすことができます。

トイレにはウォシュレットが付いているので、安心して料理やお酒を楽しめます。
On 6.5 【清潔度★★★★】

On 6.5も予約必須の人気レストラン。
BTSやLE SSERAFIMなどの有名人も訪れるほど。
キムチを主材料に韓国の伝統料理を現代風にアレンジした上品な料理を楽しめます。
トイレはとても清潔でウォシュレット付きです。
ナインツリー プレミアホテル インサドン 【清潔度★★★★】

ナインツリー プレミアホテル インサドンは、景福宮至近の4ツ星ホテル。
2025年2月のソウル旅行で利用しました。
清潔なのはもちろんのこと、韓国では珍しい前後位置を調整できるタイプのウォシュレットだったため、自宅と同じような感覚で使えてとても快適でした。
ソウル駅・南大門・明洞周辺
コートヤード・バイ・マリオット ソウル ソウル南大門 【清潔度★★★★】
道路を挟んで南大門市場に隣接するコートヤード・バイ・マリオット ソウル ソウル南大門。
マリオットグループの高級ホテルです。
1階ロビーにウォシュレット付きの綺麗なトイレがあるので、南大門市場観光の合間の休憩スポットとしてもおすすめです。
相鉄ホテルズ ザ・スプラジール ソウル明洞 【清潔度★★★★】

相鉄グループが運営する日系ホテル。
南大門市場までは徒歩2~3分、明洞やソウル駅まで徒歩15分前後で行くことができる好立地が魅力。
ホテルには清潔感があって設備も新しめ。
部屋とロビーにウォシュレットが付いていて、快適に過ごすことができます。
ロッテシティホテル ミョンドン 【清潔度★★★★】

日韓の巨大企業であるロッテグループが運営する4ツ星ホテル・ロッテシティホテル ミョンドン。
清潔感がある素晴らしいホテルで、部屋とロビーともにウォシュレット付きです。
プレジデントホテル 【清潔度★★★】

市庁駅の目の前にあるプレジデントホテルは、徳寿宮やソウル市立美術館や明洞へ徒歩で行くことができるアクセス抜群の4ツ星ホテル。
部屋には、少々古いタイプでしたが、ウォシュレット付きトイレがあります。
ロビーにもウォシュレット付きのトイレがあります。
ソウル市立美術館 【清潔度★★】

旧最高裁判所の建物を活用したソウル市立美術館。
旧式タイプでしたが、ウォシュレットがありました。
徳寿宮周辺を観光の合間の休憩にピッタリです。
龍山・梨泰院周辺
アモーレパシフィック美術館 【清潔度★★★★★】

アモーレパシフィック美術館は、アモーレパシフィックというコスメ企業が運営する美術館。
企業のブランディングも兼ねているため、トイレ設備は最新で清潔感も群を抜いていました。
ソウルで見たトイレの中で一番きれいなトイレです。
江南エリア
ホテル リヴィエラ 【清潔度★★★】

リビエラホテルは、ソウルの江南ビジネス地区にあるにある4ツ星ホテル。
部屋とロビーともにウォシュレットが付いています。

全体的に清潔感のあるホテルですが、トイレは少々旧型のタイプでした。

ソウルでウォシュレット付きトイレを探すときのポイント
5ツ星ホテルや日系ホテルには、ウォシュレットがあると思って間違いありません。
4ツ星ホテルでも高い確率でウォシュレットが付いているので、あらかじめチェックしておくと安心です。
ウォシュレットがありそうでない場所
梨泰院クラスに登場するハミルトンホテルの1階ロビー脇のトイレを含めて、梨泰院駅周辺にウォシュレットはありませんでした。
聖水洞周辺は古い工場を改装した店舗が多いため、ウォシュレットがないどころか、かなり古くて清潔感もありません。
さらに、仁川空港、COEX、ノドゥル島でもウォシュレットを見かけませんでした。(いずれも大きい施設なのでフロアによってはあるかもしれません)

まとめ:ウォシュレットを抑えてソウルの旅をもっと快適に
ソウル中心部には、清潔で安心して使えるウォシュレットトイレが意外と多く点在しています。
デパートや美術館、複合モール、4ツ星以上のホテルには高確率でウォシュレットトイレを備えており、旅行者にも利用しやすくなっています。
カフェや観光の合間に、無理なく立ち寄れる清潔なトイレスポットを押さえておけば、街歩きもより快適に。
特にフィルムカメラ旅のように、ゆったりと街を巡るスタイルには、こうしたスポットの情報が役立ちます。
ぜひ自分のルートに合わせてチェックしてみてください。
(記事は2025年4月時点の情報です。)
