2017年に1台目のフィルムカメラを買って以来、ほぼ毎年のように増えていき、現在では8台も所有するまでになりました。
カメラに興味ない人から「そんなにいらなくない?」「同じのばっかりじゃん」と言われることがあるのですが、カメラそれぞれに思い入れがあったり、自分なりの使い分け方法などがあったりします。
所有する8台のフィルムカメラ
2022年に3台のカメラが仲間入りした結果、下記が現在のフルラインナップになりました。
- ローライ35 → 2017年6月購入
- キヤノンEF → 2018年5月購入
- ニコンF3 → 2020年5月購入
- ニコンF2 → 2021年11月購入
- オリンパスペンD3 → 2022年6月購入
- ニコンF → 2022年10月購入
- ライカIIIf → 2022年11月購入
- ニコンFM10 → 時期不明、父から譲り受ける
それではひとつずつ紹介していきます。
記念すべき第1号のフィルムカメラ「ローライ35」
2017年に「ローライ35」を買いました。自分にとって初めてのフィルムカメラです。
前はカメラにまったく興味がなかったのですが、このカメラをネットか何かで見つけてデザインに一目ぼれ。
そこからフィルムカメラに興味を持つようになって、山で出会った綺麗な風景をフィルムで残せたらおもしろそうだなーと思って買うことを決意。
買った当初は、シャッタースピードも絞りもよく理解しておらず、とにかく露出計を見ながら適正値になるようにダイヤルをグリグリ回していました。
カメラも写真もよくわからなかったのに、初現像の写真を見たらしっかり撮れていて。そのときの感動は忘れられないですね。
あと、長野移住のきっかけにもなった白馬三山を縦走したときもこのカメラを使っていたので、本当に思い出深いカメラです。
そんな記念すべき1号のフィルムカメラは今どうなっているのかというと、大切にしすぎてしまっていることと、後ほど紹介するオリンパスペンD3とキャラ被りしていることから、最近は出番が減ってしまいました。
でも、デザインが本当にカッコいいので、カメラ棚の最前列に置いて毎日眺めて楽しんでいます!
▼作例はこちらの記事で紹介しています
部屋のディスプレイとなった「キヤノンEF」
ローライ35の次に買ったのは結構マイナーな「キヤノン EF」。
長野に移住した2018年、長野市の山本写真機店で24mm、50mm、130mmのレンズとセットで1万円で売られていて、思わず衝動買いしてしまいました。
露出設定が簡単にできるシャッタースピード優先モードが使えたり、初めて手にした一眼レフカメラだったのでレンズのこととか色々と勉強させてもらいました。
あと、「Canon」の昔のロゴはカッコいいなーなんてことも思ったり。
主に登山をするときに使っていましたが、これから紹介するニコンのフラッグシップ機を買って以降はまったく出番がなく、現在は書斎の本棚にディスプレイしています。
実働は1年ぐらいでした。
スタイリッシュなデザインに惹かれて買った「ニコンF3」
コロナ禍になった2020年、旅行などに行けなくなってしまったので、ヒマつぶしにフィルムカメラでも買おうかな、と思って買ったのが「ニコンF3」です。
2年ぶり買ったフィルムカメラでした。
そのときはニコンFM2も候補だったのですが、どうせ買うならフラッグシップ機が欲しかったのと、グリップに入った赤いラインや全体のデザインに惹かれてF3にしました。
現行のカメラよりもスタイリッシュですよね。
さすがはイタリア人デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロ氏が手掛けただけのことはあります。
買ってしばらくは「エース」として登山やら小旅行やらに連れまわしたのですが、ふとした瞬間に「機械式一眼レフが欲しい…」と思ってしまい、次に紹介するニコンF2にエースの座を奪われてしまいました。
ローライ35同様に、デザインがカッコいいので、カメラ棚の最前列に置いてあります。
▼ニコンF3はこちらの記事で紹介しています
ココ1番のときに持ち出すエース「ニコンF2 フォトミックA」
2021年秋に買った「ニコンF2」。
「ニコンF3があるのになんで?」と思われるかもしれませんが、前途の通り、機械式一眼レフ機が欲しかったことが大きな理由です。
「ニコン機械式一眼レフの完成形」といわれるカメラを使ってみたくなって、わが家に来てもらうことになりました。
ココ1番のときに持ち出す「エース」として活躍中です!
黒の重厚なボディはカッコいいし、「カシャーン!」と響くシャッター音も素晴らしいし、何より頑丈だし、いつまでも大切にしたいカメラ。
▼ニコンF2はこちらの記事で紹介しています
▼作例はこちら
最近1番出番が多い「オリンパスペンD3」
フィルムがどんどん高騰するため、どうにかコストを抑えつつもフィルムカメラを楽しみたいと思って買ったのがこのハーフサイズカメラ「オリンパスペンD3」。
2022年6月に16,000円で買いました。
所有しているなかで1番安いカメラであることや、通常の2倍の枚数を撮影できることから、「使わないかもしれないけどとりあえずカメラを持ち出したいとき」や「日常をパシャパシャ撮りたいとき」や「コンディションが悪いとき」などに使っています。
「コンディションが悪いとき」というのは、雨や雪が降っているときのこと。このカメラをスノーウェアのポケットに忍ばせて、ゲレンデの様子を撮影したりもしています。
もちろん大切に大切に使っていますが、「壊れたら仕方ない!」と割り切って気兼ねなく使えるので、最近では1番出番が多いカメラです。
▼オリンパスペンD3はこちらの記事で紹介しています
▼作例はこちら
ちょっと焦って買ったかもしれない「ニコンF アイレベル」
「ニコンF アイレベル」は、ニコンフラッグシップ機の3台目として2022年10月に買いました。
露出計がないことでF2やF3よりも軽いため、出番が多くなりそうだなーと思っていたのですが、実はまだ使っていません…。
いま冷静に思い返してみると、この綺麗さのFが28,000円で売られていたので、焦って買ってしまった感は否めません。
しかし、日本カメラ工業界の歴史を作った1台だけに、いずれは買わなければいけないカメラ。
F2とF3を持っていたらFも欲しくなりますよね。
ニコンの歴史を検証するかのようにフラッグシップ機を買い集めてしまいましたが、Fを眺めているとやっぱり買ってよかったと思います。
暖かくなったら撮影に連れ出します!
エース候補「ライカIIIf」
2022年11月に買ったばかりの「ライカ IIIf」。
ニコンF2を「エース」と表現しましたが、こちらは「エース候補」です。(まだ買ってから日が浅いため)
金属の質感や輝きなど、ひとつひとつのパーツの作り込みが繊細で、とても70年前のカメラとは思えません。
しかも、写りも良くて軽量コンパクトなため、街中スナップや旅行時に活躍してくれそうです。
2023年は、35mmフィルムカメラの歴史を感じながら、色々な場所に連れ出したいと思っています。
▼ライカIIIfはこちらの記事で紹介しています
▼作例はこちら
まだ出番がない「ニコンFM10」
「ニコンFM10」は父からもらいました。もらった時期が曖昧なので、1番最後に紹介します。
このカメラは1995年に発売されたニコン最後の機械式一眼レフなのですが、廉価機種なだけに作りがよくないことや、前途の通り、ニコンのフラッグシップ機を3台も持っているので、なかなか出番がなく…。
実はまだ1度も使ったことがありません。
いつの日か出番は来るのだろうか。
おわり
こうして振り返ってみると、時代を検証するように遡っていく僕のカメラの買い方は理にかなっているようにも感じました。
しかし、所有カメラが増えたことで、初期のフィルムカメラライフを支えてくれたローライ35やキヤノンEFの出番がかなり減ってしまっていたので、そのあたりは反省。
2023年はなるべく色々なカメラを使っていきたいと思います。
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