【Nikon F3】所有欲を満たしてくれる最高級フィルムカメラ

Nikon F3/T+Ai NIKKOR 35mm F1.4

約40年前に発売されたNikonのフラッグシップ機「Nikon F3」。

F3は、Nikonが誇る「F一桁台」の最上位機種のひとつで、プロカメラマンが過酷な状況下で使用することを想定しているので、機能性と堅牢な作りが特徴です。

作りもデザインも良く、眺めているだけでも心を満たしてくれるF3の魅力を語りたいと思います。

目次

「Nikon F3」スペック

形式電子制御式35mm一眼レフカメラ
撮影モード絞り優先・マニュアル
露出計中央部重点開放測光
シャッター8秒〜1/2000秒、バルブ、タイム
チタン幕横走りフォーカルプレーンシャッター
緊急用1/60秒機械式シャッターあり
作動時間10秒のセルフタイマーあり
シンクロ速度1/80秒
電源ボタン電池のSR44 or LR44 2個
対応レンズニコンFマウント
完全に対応:Aiレンズ、Ai-Sレンズ、AiAFレンズ
※非Aiレンズは機能制限あり
※絞り環がないGレンズは使用不可
ファインダー交換式
視野率100%
大きさ幅148.5mm x 高さ96.5mm x 奥行65.5mm (ボディ)
重量約700g(ボディ)

特筆すべきポイント

  • 絞り優先AEが使える
  • 電池がないとシャッターが切れないが、万が一電池切れをしても緊急用の1/60秒機械式シャッターが使える
  • ファインダーを交換できる
  • ずっしりと重い (僕が使っているレンズ「AI Nikkor 35mm f/1.4」と合わせると約1.1kg。タウンページ1冊分です)

外観・特徴

僕が持っているのは「Nikon F3/T」という種類。

「T」とは「チタン」の意味で、ボディの外装がチタン製になっています。

チタンを採用することで、堅牢性や防塵・防滴性能が向上しています。

写真ではわかりにくいのですが、ボディの表面が少しザラザラした質感になっています。

それ以外は通常のNikon F3とまったく同じ構造です。

ちなみに、チタン製だからといって「頑丈だなー!」という実感は特にありません!

落としたり、ぶつけたりしたときに、チタンの威力を発揮してくれるのだと思います。

Nikon F3+Ai NIKKOR 35mm F1.4
Nikon F3/T+Ai NIKKOR 35mm F1.4

プロダクトデザインは、アルファロメオやBMWなどの車のデザインを手掛けたイタリア人デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロ氏によるもの。

ボディに入った「赤いライン」はジウジアーロ氏がF3に採用して以降、現在に至るまでNikonカメラの象徴になっています。

白馬大雪渓
【作例】白馬大雪渓(Nikon F3/T+Ai NIKKOR 35mm F1.4)

F3には「スタイリッシュ」という言葉がピッタリ当てはまります。

40年前のデザインとは思えないほど洗練されていて、とにかくカッコいい!

兄貴分のカメラである「F」は直線的なデザインで、後継機の「F2」はそこから少し丸みを帯びながらも無骨で男らしいデザインが特徴的。

F3はそれぞれの良いところを継承しつつ、更にブラッシュアップしたようなカメラです。

Nikon F3/T+Ai NIKKOR 35mm F1.4

F3を使っていて一番感じることは、フラッグシップ機ならではの完成度の高さと安心感!

巻き上げレバーのスムーズな動きは感動ものです。

僕はF3の他にもRollei35とCanon EFというフィルムカメラを持っていますが、作り完成度という点ではF3の圧勝。(そもそも、Rollei35とCanon EFと比較するのは間違いなのですが…)

Rollei35は何となく華奢というか繊細なので、壊れないようにヒヤヒヤしながらそーっと巻き上げています。

それに対してF3は、ガンガン撮って、ガンガン巻き上げて。

登山のような過酷な状況でも安心して使えるので心強いです。

白馬三山
【作例】白馬三山(Nikon F3/T+Ai NIKKOR 35mm F1.4)

あと、「カシャーン」という甲高いシャッター音が素晴らしくて、骨伝導で指先から全身に響き渡るような感覚を覚えます。スマートフォンでは決して味わえない「写真を撮っている」という実感や楽しさを得られるカメラなのです。

デザインも素晴らしく、さすがNikonのフラッグシップ機です。

Nikon F3/T+Ai NIKKOR 35mm F1.4
背面
Nikon F3/T+Ai NIKKOR 35mm F1.4
ファインダー 「DW-3」 装着

F3はファインダーを交換することができます。

「DW-3」というウエストレベルファインダーに交換すると、ローアングルの撮影ができるようになり、背の低い高山植物が撮りやすくなります。

Nikon F3/T+Ai NIKKOR 35mm F1.4
ファインダーに写る唐松岳

ウエストレベルファインダーに写った景色をデジカメで撮るという遊びにハマっています。

フィルムカメラ初心者にオススメのカメラ

富山城
【作例】富山城(Nikon F3/T+Ai NIKKOR 35mm F1.4)

F3はフラッグシップ機なので上級者向けのカメラと思われがちですが、ずばりフィルムカメラ初心者にオススメです!

理由は、

  • 頑丈で壊れにくい
  • 絞り優先AEが使えるから、絞りだけ決めてサクサク撮れる

細かいことを気にすることなく、ガンガン使い倒せるのがF3の魅力。登山やキャンプを始めとするアウトドア派の人にもオススメですね。

特に登山は時間との勝負でもあるので、じっくり撮影したくてもできません。でも絞り優先AEがあるので、絞りとピントだけ自分で決めれば大丈夫。

かなり使い勝手が良いです。

おわり

糸魚川
【作例】糸魚川(Nikon F3/T+Ai NIKKOR 35mm F1.4)

この記事を書くにあたって、F3を手元において眺めていますが、本当に良いカメラです。

当時のフッラッグシップ機がわずか数万で買えるなんて、良い時代です。

作りとデザインが良くて所有欲を満たしてくれる。ずっと大切にしていきたいカメラです。

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