脱・スマホアプリの露出計。【フォクトレンダー VCメーターII】は、バルナックライカと調和し、抜群に使いやすい

フォクトレンダー VCメーターII

バルナックライカや初期のM型ライカのような古いフィルムカメラには露出計が付いていなかったり、露出計内蔵カメラでもその精度が怪しかったりしますよね。

今回は、そんなときにオススメしたい小型露出計の話。

現在は、スマホアプリを使って露出を測る方法もあり、僕もしばらく活用していましたが、いちいちスマホを取り出して操作することにストレスを感じるようになりました。

ォクトレンダー VCメーターII
フォクトレンダー VCメーターIIは、安心のMADE IN JAPAN

長野県のコシナ社が製造しているフォクトレンダー VCメーターIIなら、コンパクトで、カメラのアクセサリーシューに取り付けることができるので、とても便利。

そして、クラシックカメラが持つ雰囲気を損なわないデザインも魅力。

目次

フォクトレンダー VCメーターIIはライカ専用に作られた?

フォクトレンダー VCメーターII
ライカとの相性が抜群

ボディ本体の厚さが約13ミリのVCメーターIIは、クラシックカメラとの相性を考慮してデザインされているので、バルナックライカやM型ライカに合うようにデザインしたの?と思うぐらい、ライカとの相性が抜群です。

ライカをよく知らない人が見たら、別売りの露出計が装着されていることにまったく気が付かないのではないでしょうか?

フォクトレンダー VCメーターII
横から見た状態

奥行もカメラ本体にピッタリと収まっています。

色々とリサーチしてから買ったものの、ここまでフィットしてくれるとは思いませんでした!

フォクトレンダー VCメーターII
クラシックカメラが持つ雰囲気と調和する

ボディはアルミダイキャストで作られており、安っぽさはなく、クラシックカメラが持つ雰囲気と調和します。

フォクトレンダー VCメーターIIの使い方

フォクトレンダー VCメーターII
メーターの裏側

この写真はシューが右側に付いた状態で、僕が持っているライカ IIIfをはじめとするバルナックライカやM型ライカであれば、この位置でOK。

小型ドライバーでネジを外してシューの取り付け位置を中央に移動させることもできます。

予備のネジも付属しているので、万が一なくしてしまっても安心。

細かい点への気配りは、さすがMADE IN JAPANです。

使用する電池は、LR44型アルカリ電池or SR44酸化銀電池

使用する電池はLR44型アルカリ電池、またはSR44酸化銀電池2個。

コンビニや家電量販店、もしくはネットなどでも購入できます。

使い方とLED表示の見方

使い方はとてもシンプルで、露出計内蔵フィルムカメラと同じような感覚で操作できます。

写真付きで順に説明します。

フォクトレンダー VCメーターII
絞り値ダイヤルにある突起を動かしてISO感度を合わせる

まずはじめに、左側の絞り値ダイヤルにある突起を操作して、装填したフィルムのISO感度に合わせます。

写真ではISO400に設定してあります。

フォクトレンダー VCメーターII
オレンジ色の測光ボタン

そして、露光値を知りたい被写体にカメラを向けながら、オレンジ色の測光ボタンを押します。

そうすると天面のLEDが表示されるので、絞り値、もしくはシャッタースピードのダイヤルを回して適正露出を探ります。

フォクトレンダー VCメーターII
緑色のライトが表示されたら適正露出

緑色のライトが表示されたら適正露出。

上の写真は、「F5.6 – SS1/250」に設定された状態です。

適正露出になったからといって油断は禁物で、その数値をカメラにセットするのを忘れずに!

僕はすでに何回かやらかしてしまいました…。

フォクトレンダー VCメーターII
緑色のライト+左矢印は一段以内の露出オーバー
フォクトレンダー VCメーターII
緑色のライト+右矢印は一段以内の露出アンダー
フォクトレンダー VCメーターII
左矢印のみは露出オーバー
フォクトレンダー VCメーターII
右矢印のみは露出アンダー

適正露出がわかった後に「絞りを少し開放気味にしてボカしたい」や「スローシャッター気味で撮りたい」なんてこともあると思います。

そんなときは、わざわざダイヤルを回し直さなくても、ダイヤルの間に記された5本のラインから、他の適正露出の組み合わせを判断することができます。

フォクトレンダー VCメーターII
ダイヤル間の5本のラインで適正露出の組み合わせを判断できる

この写真の状態のときは、以下の組み合わせで適正露出になります。

  • F11 – SS1/60
  • F8 – SS1/125
  • F5.6 – SS1/250
  • F4 – SS1/500
  • F2.8 – SS1/1000

適正露出の組み合わせは一つだけではないので、その他の適正値が瞬時に判断できるようにデザインされているのは嬉しいですね。

ちなみにLED表示は、ダイヤル操作終了後8秒で自動消灯してくれるので、消し忘れて電池を無駄に消費してしまう心配はありません。

VCメーターII以外の候補は2つあった

似たタイプの露出計で銘匠光学の「TT-METER」というモデルがあるのですが、厚さが22ミリとわずかに大きく、重さも95gもありVCメーターIIの約3倍。

15,000円程度で買えるのは魅力でしたが、ちょっと大きくて重いので候補から外しました。

もう一つ小型の露出計で「KEKS-LIGHT METER EM01」というモデルも良さそうだったのですが、厚さが42ミリとやや大きかったことと、露出数値がデジタルで表示されてしまうのが、ライカの雰囲気と合わない気がして購入を見送りました。

初代VCメーターはオススメしない

今回紹介したのはVCメーターIIですが、「II」があるということは「初代」もあります。

初代VCメーターは、やや大きく、ダイヤルの間に記された5本のラインがないため、使い勝手が劣ります。

中古で安く入手できるものの、前オーナーが電池を入れっぱなしで長期保管していたような個体は、故障の確率が高まります。

そのような個体は見た目での判別が難しいため、少々高くてもVCメーターIIを新品で購入することをオススメします!

おわり

測光ボタンの色はブラックやシルバーなどの目立たない色でもよかったのでは?と思ったり、VCメーターIIを付けることでポケットやレザーケースに収まらなくなってしまったりと、自分なりに思うことはありますが、デザインやクオリティ面では100点満点の露出計でした。

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VCメーターIIのおかげでカメラが使いやすくなったので、これからのライカ IIIfライフがより充実しそうです。

小型露出計を探していた人はぜひチェックしてみてください!

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