フィルムカメラのOlympus Penシリーズは、小さくて使いやすい上に描写力も高いので、少しずつかずが増えていき、現在我が家にはPen D3とPen SとPen Wの3台もあります。
その中でも一番最後に買ったPen Wは、広角の画角と美しいブラックペイントが最高で、今や一番のお気に入り機種です。
過去のオーナーに使い込まれたPen Wは、塗装が剥がれて地の真鍮が露出し、往年のブラックペイントカメラにしか出せないゲキシブな雰囲気を漂わせています。
そんなわけで必然的に出番が多くなり、撮った写真が増えてきたのでそれらを紹介していきたいと思います。
Olympus Pen Wの作例
Olympus Pen Wの作例です。
フィルムはフジカラー100を使いました。
丸の内の壁面アート前にて。
アートとシンクロするように妻に歩いてもらいました。
新有楽町ビルヂング。
タイル張りの外観や窓の形状がレトロで大好きなので、ここを通るたびに撮影しています。
建て替えが決定しているので、できる限り写真を撮っておきたいと思っています。
銀座の一等地で向かい合う和光と三越。
Pen Wを持ち歩くときは、2枚1組で撮影できるハーフカメラの特性を活かして、対になるように被写体探しをするように意識しています。
未来的なデザインのビルと、昭和に流行した展望レストランがあるビル。
新旧のコントラストが面白いと思って対で撮影しました。
東京ミッドタウン日比谷前にあるゴジラのオブジェを館内と館前から撮影。
ゴジラに対する知識はまったくないのですが、たくさんの人が集まって撮影していたので便乗してみました。
東京ミッドタウン日比谷の外観の曲線美。
こういうのが結構好きで、見つけると必ず撮ってしまいます。
東京国際フォーラムの光と影、そしてクリアなガラスの質感がお気に入りの一枚。
国立新美術館も東京ミッドタウン日比谷と同じく、曲線美が素晴らしい建築。
別々の角度から撮った写真を並べると、建築の美しさや魅力がより引き立つように思います。
こういったところがハーフカメラの良いところですね。
建築家の坂倉準三が設計した新宿駅西口のロータリー。
ループ通路の間から見える東京モード学園と京王百貨店を撮りました。
まったく別々の方角を撮ったものですが、ループ通路が繋がっているように見えて、なんだか気持ちのいい写真になりました。
原宿のラルフローレン前では、海外の有名人風の人たちが記念撮影をしていました。
外苑前近くのレトロな趣の集合住宅。
タイル張りの建物はオシャレに見えますね。
Olympus Pen Wのスペック
Olympus Pen Wのスペックは以下の通りです。
- フルメカニカルカメラ
- ハーフサイズ
- フォーカス:目測式
- レンズ:EズイコーW25mm f2.8 3群5枚
- シャッタースピード:B、1/8~1/250秒
- 最短焦点距離:60cm
- フィルター径:22.5mm
- 露出計:無し
- 電池不要
露出計無し&フルメカニカルカメラで、初心者の人は戸惑うかもしれませんが、Penシリーズ唯一の広角25mmレンズを搭載していてスナップや建築物などを撮るのに適したモデルです。
iPhoneのカメラの標準画角が25mm前後なので、それに慣れている人にとっては違和感なく使いこなせると思います。
フィルター径は22.5mmと特殊なので、オンラインで購入したほうが早いです。
おわり
今回は、25mmの広角レンズを搭載したPen Wの強みを活かして、建築物を中心に撮影してきました。
新旧のコントラストがある建物、同じ趣の建物など、対で撮ったら面白そうだと思うものを色々考えながら楽しく撮影することができて、改めてハーフカメラの魅力に触れることができました。
Pen Wは個体数が少ないのですが、もしどこかで見かけたらぜひ手に取ってみてください!
Penシリーズの記事
他のPenシリーズの紹介は下記の記事にまとめてあるので、こちらもぜひご覧ください。