レンズフードには何か惹かれるものがあって、予算とタイミングが合えばついつい買ってしまうのですが、先日もズミクロン 50mm/F2 と同じタイミングで、ライカ純正のレンズフード「IROOA」を入手しました。
レンズフードは、フレアやゴーストなどの発生を防ぐためのものですが、装着することでレンズをより美しく魅せてくれるような気がしています。
ズミクロン 50mm/F2とIROOAは、時代性、雰囲気、サイズ感、素材感がバッチリで本当に美しい。
うっかりレンズを触ってしまうことを防いでくれたり、ぶつけたときの衝撃を和らげてくれるのも大きなメリットです。
しかしながら、唯一にして最大の悩みは、IROOAを装着したままでは純正レンズキャップを装着できないということ。
上の画像のように、IROOAを逆さ付けにすることで装着できるカバーは存在するものの、何度もフードを脱着するのは面倒だし、なによりもレンズ外観のキズの原因になりそうで、嫌です。
そこで、何かいい方法がないかと、インターネットで調べたり、自宅のレンズキャップを色々試したところ、IROOAを装着したままの状態でピッタリ合うレンズキャップを発見しました。
ライカ純正レンズフード IROOA
適合するレンズキャップを紹介する前にIROOAのことに少しだけ触れておきます。
ライカ純正レンズフード IROOAは、ズミクロン 50mm/F2やズミクロン 35mm/F2など用の定番フードで、ダブルフック式のためとても使いやすいです。
大きすぎず小さすぎずのちょうどいいサイズ感。
しかもシンプルなので、主張し過ぎず、さりげなくレンズの魅力を引き立ててくれる素晴らしいアイテムです。
IROOAにはさまざまなバリエーションが存在し、フード高や刻印されている文字に違いがあります。
そのため、色々なショップで扱っているものを見比べて、自分の好みの一本を探す楽しみもあります。
IROOAの先代にITDOOというモデルがあり、こちらはシルバーの部分がIROOAよりも短く、よりスッキリした印象。
しかしながら、状態が良いものが少なかったり、シングルフックのせいか装着時にガタつきが生じたりするため、使いやすさの点ではIROOAのほうが上。
どちらを選択するかは非常に悩ましいところでしたが、実用性を重視してIROOAを選びました。
フィルター径55mmのスナップ式レンズキャップがピッタリ
いよいよ本題です。
IROOAには、フィルター径55mmのスナップ式レンズキャップがピッタリ合うことがわかりました。
ぼくがたまたま持っていたのはノーブランドのキャップ。
ライカにノーブランドのキャップはミスマッチですが、しばらくはこれで様子を見ようと思います。
ライカにこだわる人は、純正レンズキャップが販売されているので、こちらをゲットするのがオススメ。
55mmのスナップ式レンズキャップを持っていない人や、わざわざ純正品を買うのをためらっている人もいると思いますが、安心してください。
色々試した結果、他にも装着できるレンズキャップがありました。
フィルター径57mmのかぶせ式レンズキャップ
フィルター径57mmのかぶせ式レンズキャップは、55mmのスナップ式レンズキャップ同様に、しっかりフィットするので、安心して使用できます。
このレンズキャップをこれから買おうとする場合、新品を見つけるのは難しいので、オークションサイトやフィルムカメラ店を回って探してみてください。
フィルター径52mmのスナップ式レンズキャップ
少し小さいですが、フィルター径52mmのスナップ式レンズキャップも使えました。
このサイズはニコンFマウント用のレンズキャップが該当するので、持っている人も多いのではないでしょうか?
取り急ぎFマウント用のレンズキャップで間に合わせるというのも全然アリです。
おわり
フィルム時代のM型ライカは、レンズを通して強い光がカメラ内部に入ると、シャッター幕が破れたり、フィルムが感光することも。
そのため、しっかりフィットし、取り外しもしやすいレンズキャップの存在が必要不可欠。
カメラの操作性や写真のクオリティに大きく影響を与える重要なアイテムなので、ぜひこの記事を参考に、最適なレンズキャップを見つけてみてください。
エルマー 50mm/F3.5 Lに適合するレンズキャップは、以下の記事で紹介しているので、エルマーを持っている人はこちらも参考にどうぞ。
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