初めて買ったレンジファインダーカメラ「ライカ IIIf」の1本目の現像が上がってきました。
一眼レフフィルムカメラとは使い勝手が大きく異なるため、しっかり撮れているか不安でしたが、上がってきた写真を見てひと安心。
今回は現像したての写真の一部をアップするとともに、使用感レビューをしたいと思います。
ライカ IIIfで撮った写真
早田カメラでカメラをゲットした後、明治神宮大会を観るために、そのまま神宮球場へ。
露出やピントを固定したままの状態で、外苑前駅から神宮球場まで歩きながら数枚撮影してみました。
せっかくライカを手に入れたので、決定的瞬間で有名なアンリ・カルティエ=ブレッソンの露出設定「ISO100、f8、1/125s、 ピント5m」で撮りたいところでしたが、ISO400のフィルムを装填していたことと、11月にしては日差しが強かったので「f8、1/500s」で撮りました。
この季節の晴れの日はだいたいこの設定でなんとかなります。
ピント合わせは対象物までの距離を目測で。
このあたりは目測式カメラのローライ35での経験が活きています。
ライカ IIIfは、構図用とピント用のファインダーが別々にあるため、初めは少し戸惑いますが、設定を固定してしまえば、普段使っているコンパクトデジタルカメラのRICOH GR IIIとなんら変わりません。
ニコンF2などのフィルム一眼レフカメラで撮るときは、構図やピントや露出を正確に測りたくなるものですが、このカメラで撮っているときはそんな細かいことは気になりません。
そもそもレンジファインダーカメラが正確な構図決定が必要な撮影には向いていないことや、露出計が付いていないため、細かいことを気にせず反射的にシャッターを切れるのかもしれません。
レンズはエルマー 5cm/f3.5を使用。
コントラスト、発色ともに大変好み。
暗いところでもなんとか撮れていました。
暗い場所での露出設定には不安があったので、このときはスマホの露出計アプリをしましたが、後日VCメーターIIを購入。
いかなる環境でも瞬時に露出判断ができて、バルバックライカやM型ライカのデザインの世界観が損なわれないのでオススメです。
人工芝の緑色とスタンドの青色が良く映えています。
5cmレンズでは選手の背番号がなんとかわかる程度だったので、中望遠レンズ「エルマー9cm/f4 があったらなー」なんて考えてしまいました。
※半年後に買いました
こちらは別日に千駄ヶ谷駅から神宮球場に向かったときの写真。
先日と同じく歩きながら撮影。
マンモスティーでミルクティーと、パニーニ一番できのこのパニーニを買いました。
東京オリンピックを経て、神宮球場一帯は大きく変わりましたね。
映えるポイントがたくさんあって面白いです。
この日は明治神宮大会の決勝戦を観戦。
高校の部は大阪桐蔭対広陵、大学の部は國學院対明治です。
球場の周囲は、秋らしいひんやりしたした空気と、決勝戦特有の緊張感に包まれていました。
大阪桐蔭対広陵。
大阪桐蔭が見事連覇を達成しました。
半逆光ぎみの写真。
レンズコーティングされているので、しっかりと写っています。
國學院対明治。
ウォーミングアップ中。
ファインプレーにベンチとスタンドが沸き上がります。
明治の優勝で閉幕!
ライカ IIIfのすべてが愛おしい
安定した操作感、ポケットに入るサイズ感、工芸品のような美しさ。
そして何よりも使っていて楽しい。
このカメラのすべてが愛おしく、ライカのクオリティの高さをしっかり肌で感じることができました。
慣れてしまえば細かい設定を気にせずバシバシ撮れるので、使っていて楽しいカメラです。
本当に買ってよかった。
来年の目標は、このカメラを連れてドイツの街並みを撮ること。
それまでにもっと使いこなせるように頑張ります。
※その後、ライカM3を購入しベルリンに行ってきました
▼ライカ IIIfを購入したときの記事はこちら!
▼アンティークカメラには速写ケースを付けるのがオススメ!