【サロモン・シックスティック】初めて買うパウダーボードにいいかも

【サロモン・シックスティック】初めて買うパウダーボードにいいかも

21/22モデルのサロモン・シックスティックは、「オールマウンテンボード」として評価が高いスノーボード。

僕も先日購入したばかりですが、「バランスが良いのでメインボードとして長く愛せそう」だと感じています!

初めて買うパウダーボードにも良さそうです。

今回は、シックスティックのスペックや構造の解説や、実際に乗ってみた感想などをまとめたいと思います。

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目次

シックスティックのスペックと構造の解説

サロモン・シックスティック
出典:サロモン

10年以上前に誕生して以来、数限りないライダーたちによってその威力が実証されてきた定番の SICKSTICK。Wolle Nyvelt がデザインしたこのテーパードツインは、パウダーでのスイッチを容易にして深雪でのライディングを満喫できます。環境に配慮したバンブーとコルク製部品で重量を落とした軽快なライドを実現。ゴミの削減にも貢献します。

出典:サロモン
  • 板のしなやかさ→ ミディアム
  • 競技レベル→ 中級~上級
  • スノーボードのスタイル→ オールマウンテン、パウダー
スクロールできます
接雪長1080mm
有効エッジ1200mm
ノーズ長さ270mm
推奨ビンディングサイズM/L
推奨スタンス幅560mm
最大スタンス幅636mm
ライダー最大体重90kg
ライダー最小体重60kg
スノーボード全長157cmの場合

形状はテーパードディレクショナルシェイプ

シックスティックの形状は、テーパードディレクショナルシェイプでセットバックは2cmに設定されています。

テーパード・・・ノーズよりもテールが細くなっている形状のこと。

ディレクショナル・・・ノーズとテールの長さが異なる形状のこと。シックスティックはセットバックが2cmに設定されているので、「有効エッジの中心が2cmテール側にある」ということになります。

テーパードディレクショナルシェイプにより、パウダーランやツリーランでの浮遊感が得られます。

パウダー性能が高いにも関わらずセットバックはわずか2cmと極端な数値ではないので、地形遊びも含めたフリーライド全般を楽しめるのが魅力です。

構造はロックアウトキャンバー

構造はロックアウトキャンバーです。

ロックアウトキャンバー・・・足元間はフラットでノーズとテールは弧を描いている構造のこと。どちらかの足に15キロ以上加重すると、キャンバーからフラットロッカーに変形します。

ロックアウトキャンバー構造により、

  • キャンバーのような直進安定性や反発が得られる
  • ターンへの導入がしやすい
  • ノーズとテールが引っ掛かりにくく、取り回しが良い(小回りがきくのでツリーランのときに有利)
  • パウダーでの浮力がある

など、様々なメリットが得られます。

エッジはクアドラライザー

サイドカット(エッジ)は、クアドラライザーを採用。

クアドラライザー・・・真ん中・足元・ノーズとテールの部分ごとに特徴が異なるエッジ構造のこと。

ロックアウトキャンバーは、加重して板が変形したときにエッジグリップが弱くなるというデメリットがあるのですが、クアドラライザーを採用することで、強力なエッジグリップを得られるのだとか。

ヒルサイドプロジェクトはフリーライドカテゴリーの強化プロジェクト
「ヒルサイドプロジェクト」はフリーライドカテゴリーの強化プロジェクト

テーパードディレクショナルシェイプ+ロックアウトキャンバー+クアドラライザーを採用したことで、地形・パウダー・ツリーラン・圧雪が得意なオールマウンテンモデルに仕上がっています。

シンプルで洗練されたデザイン

シンプルで洗練されたデザイン
シンプルで洗練されたデザイン

シックスティックのデザインは、シンプルで洗練されています。

デッキのノーズ側は真っ白、テール側はウッド調のデザイン。

余計なグラフィックが入っていないので、飽きずに長く愛用できそうです。

ソール側もシンプル
推進力を得るためのシンプルなソールデザイン

ソール側もシンプル。

ノーズの先端にサロモンスノーボードの「S」ロゴがあり、テールにはデッキ側と同じホワイトの切り替えしが入っています。

色の異なるソールを組み合わせて作る「ダイカットソール」は採用せず、繋ぎ目のないシンプルなソールに仕上げることで、圧雪斜面やパウダーでの推進力が期待できるそうです。

開発者「Wolle Nyvelt氏」の指紋?
開発者「Wolle Nyvelt氏」の指紋

乗った第一印象は「軽い!」

タイトなツリーエリアもすいすい進める
タイトなツリーエリアもすいすい進める

乗り心地はとても良く、第一印象を一言で表すと「軽い!」です。

軽いというのは質量もそうですが、取り回しがとても軽いと感じました。

先日テストライドしてきた栂池高原スキー場のツリーエリア「ツガパウDBD」は、木と木の間がとてもタイトなのですが、そんな場所でもボードコントロールのし易さと浮遊感を感じられ、ぐんぐん切り返せて楽しく遊べました。

ちなみに、サロモンライダーの南雲利仁さん曰く、ディープパウダーの日にはビンディング位置を全開まで下げて乗るのがオススメなんだそうです!

そうすることで、よりシックスティックの魅力を体感できるのだとか。

圧雪斜面でのエッジグリップは最高

サロモン・シックスティック

しっかりしたエッジグリップと、テーパード形状の特性である「エッジの抜け」がいいので、圧雪斜面でのカービングがとても気持ちいいです。

また、ミディアムフレックスのお陰で、緩斜面でのターンのきっかけが作りやすく、ショートターンが容易にできます。

サロモン・シックスティックは、初めてのパウダーボードにいいかも!

サロモン・シックスティック
初めてのパウダーボードにいいかも!

シックスティックはツリーランと圧雪斜面のどちらも楽しめるバランスのいいボードでした。

得意なスタイルに極端な偏りが無いので、ある程度滑れる人にとっては扱いやすく、初めてパウダーボードを買おうと思っている人に良さそうです!

気になる人はぜひチェックしてみてください。

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