Nikon S3+W-NIKKOR C 3.5mm F2.5の組み合わせは、頑丈さ、そこそこのコンパクトさ、写りの良さの3拍子が揃っているので、ぼくの中でエース級の存在になっています。
非常に使い勝手がよく、特に荷物が多い日や旅行に出かけるときなど、カメラ以外のことにも気を取られるときにこそ真価を発揮してくれます。
キズが付いても地の真鍮が露出して味になるし、堅牢性が高いので激しくぶつけても凹んだり距離計がズレることも今のところありません。
そんな頼もしい相棒とともに先日、京都旅行に行ってきました。
たくさん写真を撮ってきたので、作例として何枚かアップしたいと思います。
写真で堅牢性の高さはお伝え出来ませんが、描写性能と京都旅の参考にはなると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
Nikon S3+W-NIKKOR C 3.5mm F2.5の作例
Nikon S3とW-NIKKOR C 3.5mm F2.5の組み合わせの作例です。
フィルムはフジカラー100を使いました。
京都市美術館(京都市京セラ美術館)
旅の最大の目的は、京都市美術館(京都市京セラ美術館)へ行くことでした。
「村上隆 もののけ 京都」やKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024「川内倫子 Cui Cui + as it is|潮田登久子 冷蔵庫/ICE BOX+マイハズバンド」、そして帝冠様式の美しい建築を観るために。
もののけ京都は、江戸時代に京都で活躍した絵師たちの代表作を村上隆なりの解釈で再構築した作品が展示されています。
上の写真はエントランスに展示されていた金剛力士像をモチーフにした作品。迫力があって一気に村上隆ワールドに引き込まれてしまいました。
展示されている作品はほぼすべて撮影OKなので、作品鑑賞と合わせて写真撮影も楽しめたのでとても充実した時間になりました。
1933年開館の京都市美術館は、2020年に青木淳氏と西澤徹夫氏の設計によってリノベーションされ、流れるような曲線が美しい階段やスロープが設置されました。
歴史的な建築様式を保ちながら、より使いやすく、より美しくアップグレードされて、とてもいい空間でした。
館内の展示や建築を楽しんだ後は、館外の景色でもじっくり見ようと思ったけれど、GW前だというのに30℃に迫る暑さで早々に撤退。
この時期でこんなに暑いのなら、夏はどうなってしまうんだろうと心配になりました。
二条城
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024 ティエリー・アルドゥアンの「種子とカラット:顕微鏡 写真が自然を称えるとき」を観るために二条城へ。
さまざまな植物の種子を顕微鏡写真で撮影した作品が城内に展示されていました。
宝石や星を連想させる展示方法は独創的。
ティエリー・アルドゥアン作品を観るのは初めてでしたが、こういう機会でないと出会えていなかったと思うので、とてもいい時間になりました。
写真展を観るために二条城の入場料を払っているので、ついでに庭園を見学してきました。
昨年のヨーロッパ旅行で、パリやウィーンの建造物の美しさに感動しましたが、今回の旅で日本の伝統建築の素晴らしさを再確認できました。
外国人観光客も、日本の建築と庭園を観て大喜びしていたのが印象的でした。
京都市内散策
京都の街並みといえば、寺社仏閣や古都の街並みなどの伝統建築をイメージしがちですが、築100年前後と思われる美しい近代建築もたくさん残っているので、移動で30分ぐらい歩き続けても苦になりませんでした。
朝食を食べたスタンプタウン・コーヒーが入っているエースホテル京都は、1926年に造られた旧京都中央電話局を建築家・隈研吾がリデザインしたそうです。
近代建築を有効活用した京都の街づくり。
いいですね。
7年前に京都に来たときは建築になんて興味がなかったので、今回の旅で京都の魅力を再発見することができました。
街中を流れる鴨川でチルしている人たちを見ていると、パリのセーヌ川を思い出しました。
鴨川と同様にセーヌ川も、パリ市民や観光客がリラックスしに訪れる憩いの場所でした。
おわり
安心安全のNikon S3+W-NIKKOR C 3.5mm F2.5の組み合わせで、2泊3日の京都旅は無事に終了。
僕が持っている初期のW-NIKKOR C 3.5mm F2.5は、無限遠ロックが効かなかったり、絞りリングを回すとピントも一緒に回転してしまうというデメリットもありますが、旅において気兼ねなく使えるフィルムカメラとレンズはやっぱり便利です。
夏に韓国旅行へ行く予定ですが、きっとその時もNikon S3+W-NIKKOR C 3.5mm F2.5の組み合わせで行くんだろうなと思います。
他の作例はこちらの記事にも掲載しているのでぜひご覧ください!