2023年6月、コペンハーゲン、ベルリン、パリ、ウィーン、イスタンブールのヨーロッパ5都市を巡る2週間の旅行に行ってきました。
日本への発着にはいずれもトルコのターキッシュエアラインズを利用し、イスタンブール空港で国際線の乗り継ぎをしました。
元々イスタンブールへ行く予定はなかったので、本来であれば、日本の航空会社やエール・フランス航空などを利用して、目的地まで一気に行ってしまったほうが早いのですが、ターキッシュエアラインズには、わざわざこの航空会社を使いたくなるような魅力的なサービスがあるのです。
ターキッシュエアラインズの無料イスタンブール観光ツアー「Touristanbulサービス」
その魅力的なサービスとは「Touristanbulサービス」というもので、イスタンブール空港で国際線の乗り継ぎがあり、レイオーバーが 6 〜 24 時間ある場合は、無料イスタンブール観光ツアーに参加できるというもの。
ツアーは全部で8種類用意されていて、自分のフライトの発着時間に合わせて選ぶことができます。
Touristanbulサービスの利用方法
Touristanbulサービスの利用に事前予約は一切不要で、イスタンブール空港に到着後、国際線到着ターミナルにあるホテルデスクで参加申し込みをします。
※ホテルデスクへ行くにはトルコへの入国手続きをする必要があります
※日本人はトルコへの入国の際にビザは不要です
参加申し込みをした後は、すべて担当のガイドさんが仕切ってくれるので、話をよく聞き、ひたすらついていくだけ!
事前に何かをリサーチしたり、自分たちで手配するものは一切ありません。
※ガイドさんは英語を話すので、英語がまったくできない人には厳しいかもれません
ボスポラス海峡ディナークルーズの流れ
Touristanbulサービスが提供するツアーには、モスクなどの歴史的建造物を巡るものや、バザールでのショッピングなど8種類もありますが、僕らはフライト時間の関係で「ボスポラス海峡ディナークルーズ」に参加しました。
写真付きでツアーの流れを紹介したいと思います。
Touristanbulサービスが用意してくれた専用バスで、クルーズ船乗り場へ向かいます。
窓の外に広がるイスラム国家らしい建築物を見ていると、「トルコに来たんだなー」という実感が湧いてきます。
そんな景色を眺めているとあっという間にボスポラス海峡のクルーズ船乗り場に到着。
ここは一大観光地で、市場やレストランが立ち並び、世界各国から訪れた観光客で溢れていました。
準備が整ったらクルーズ船に乗り込み出発。
ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパとアジアにまたがるイスタンブールの街並みが360度広がります。
クルーズ船の発着地点はイスタンブールのヨーロッパ側にあり、モスクなどの歴史的な建造物と近代的なビルが融合した街並みが印象的でした。
綺麗なモスクをクルーズ船に乗りながらゆったり眺められるなんて、忙しく歩き回った数日前とは違った優雅な時間です。
こんな体験が「無料」でできるなんて、ターキッシュエアラインズを利用しない手はありません。
しばらくすると、お待ちかねの食事の時間に。
「ディナークルーズ」というからにはてっきり、フォークとナイフを使っていただくコース料理を想像していましたが、実際は機内食のような内容の軽食が配られました。
妻はベジタリアンメニューにしていたので、ピザのようなものをいただきました。
どちらも普通に美味しかったのですが、このツアーは「ディナークルーズ」ではなく「クルーズ(軽食付き)」とイメージしておくといいかもしれません。
クルーズはまだまだ続きます。
今度はヨーロッパ側を離れてイスタンブールのアジア側の岸に近づいてくれました。
こちらはさっきまでの雰囲気とはまったく異なり、商業施設はほぼなく、別荘や住宅が広がっていました。
約1時間のクルーズを楽しんだ後は、ヨーロッパ側の海辺にあるショッピングモール「ガラタポート」で自由時間。
本来は1時間ぐらい時間があるそうなのですが、渋滞や様々な手続きで遅延が発生したため30分だけしかありませんでした。
あまり時間がないので買い物は諦めて、トルコらしいものをいただくことに。
コーヒーは、17世紀の第二次ウィーン攻囲戦に敗れたトルコ軍が置いていったとか、同じく17世紀にトルコ人貿易商がロンドンで広めたとか言われていて、いずれにしてもトルコからヨーロッパへと広まったそうです。
そんな歴史あるトルコのコーヒーをぜひ一度味わってみたいと思い、ショッピングセンター内にあったカフェでいただくことに。
トルコのコーヒーといえば、煮だして飲むターキッシュコーヒーなので、それを迷わず注文しました。
こちらがターキッシュコーヒー。見た目の印象はクリーミーでココアのような感じでしたが、飲んでみるとかなり粉っぽくて苦い。
かなり好みがわかれるコーヒーでした。
残念ながら、サードウェーブ系のコーヒーに飲み慣れている僕の口には合いませんでした…!
時間になったら集合場所で他の参加メンバーらと合流し、バスで再びイスタンブール空港へ。
拘束時間は約5時間。楽しいひとときはあっという間に終わってしまいました。
おわり
リサーチや交通手段の確保など面倒なことは一切不要のTouristanbulサービス。
食事がイメージと違っていたり、ターキッシュコーヒーの味にショックを受けたり…。
思い返せば色々ありましたが、移動・観光・食事をすべて無料で体験できるこのツアーはお得すぎます。
先程も書きましたが、すべてガイドさんの指示通りに動くだけなので本当に楽でした!
この夏ヨーロッパ旅行へ行かれる人は、ぜひターキッシュエアラインズを利用してお得にイスタンブールを楽しんでみてください!