2023年9月、韓国ソウルへ旅行に行ってきました。
韓国といえば、時差がなく東京から2時間30分で行けるため日本人に人気の観光地。
人気があるゆえに、ブログやYouTubeにざまざまな情報が溢れていて、かえって情報の取捨選択が難しくなってしまうケースも。
そこで今回は初めて韓国に行くよ!という人のために、最低限あると便利なチャージ式プリペイドカード、スマホアプリ、eSIMを紹介します。
NAMANEカード (チャージ式プリペイドカード)
チャージ式のプリペイドカードのNAMANEカードは、韓国でのショッピングで利用できる他、電車やバスに乗車する際にも利用可能。
日本で例えるならSuicaのようなカードです。
韓国のチャージ式のプリペイドカードといえば、T-moneyカードやWOWPASSも人気なのですが、僕らがNAMANEカードにした主な理由は以下の通りです。
- ショッピングと交通系に使える
- 仁川空港のコンビニに設置されているカードキオスクで発行できる
- 残高確認とチャージをアプリ上でできる
- クレジットカードでチャージできる
- オリジナルのデザインにできる
- カード同士の残高移行ができる
残高確認とチャージがアプリ上で完結。移動中やホテル滞在中などの空いた時間にサクッとチャージできるため、わざわざカードキオスクを探す手間が省けて、貴重な滞在時間の有効活用に繋がります。
あと、一つのアカウント(アプリ)で複数枚登録できるので、例えば家族旅行の場合、一人が登録すれば人数分のカードを管理でき、カード同士の残高移行もできてしまいます。
カードのデザインを自分の好きな写真を使ってカスタマイズできるのも人気の理由で、旅行の記念やお土産になるのもいいですね!
上の写真は僕たちがそれぞれカスタマイズしたNAMANEカードで、右側のカードは僕がベルリンのチェックポイントチャーリーで撮った写真を使っています。
NAMANEカードの発券までの流れを簡単にまとめると以下の通りで、カードキオスクもアプリも日本語に対応しているので、あまり迷うことなくサクサク進められると思います。
- 専用アプリをダウンロードして会員登録する
- デザインをカスタマイズ(好きな写真を設定することも可能)
- 韓国のカードキオスクが設置されている場所で発行する
- カードキオスクまたはアプリからチャージする
初めはチャージする金額で迷うと思うのですが、僕らは20,000ウォンをチャージして、交通系での使用がメインで6,600ウォン余りました。
韓国は電車賃が結構安いので、交通系での使用がメインの人は20,000~30,000ウォン程度チャージして様子を見るのがいいと思います。
※20,000ウォンは日本円で2,000円ぐらい
個人的にNAMANEカード推しですが、日本円でチャージがしたい人はWOWPASS、交通カードとしてだけ使いたい人はT-moneyというように、各カードともにメリットはあるので検討してみてください。
eSIM
今回の旅行では初めてeSIMを使ってみました。
eSIMは申し込みから設定まですべてオンラインで完結。申し込み後にすぐ使えてSIMカードの交換は不要です。
最初は設定が難しいのかな?と思っていたのですが、購入後に送られてくるQRコードを読み取って、説明書通りに進めていくだけで5分もかからずに設定完了。
物理的に荷物が増えるわけではないし、電池切れになる心配もなく、eSIMにして大正解でした!
ヨーロッパ旅行ではWiFiBOXを利用したのですが、ただでさえ荷物が多い旅行において、常にルーターを持ち歩かなければならないのは結構大変でした。
eSIMとWi-Fiにはそれぞれメリットとデメリットがあるので、簡易的に比較表(3泊4日、無制限)を作ってみたので参考にしてみてください。
eSIM | Wi-Fi(WiFiBOX) | |
---|---|---|
価格 | 1,850円 | 3,960円 |
受取り方法 | 設定用のQRコードがメールで届く | 空港で受取る |
通話 | 不可だがSMS受信可能 | 不可 |
電池切れの心配 | 無し | 有り |
物理的な荷物 | 増えない | 増える(ルーターの重さ186 g) |
接続台数 | 1台 | 最大5台 |
テザリング | 可能 | 可能 |
対応機種 | eSIM対応のスマートフォンである必要がある(iPhoneの場合、XS以降のモデルであれば対応) | 基本的にどのスマートフォンでも対応可能 |
韓国では人気店で順番待ちをする際に、自分の順番が来たらSMSでメッセージをくれるところが多いので、SMSが受信できるeSIMはこんなときにも便利。
注意点としては、スマートフォンの機種によってはeSIMに対応していないので、申し込み前に確認してみてください。
ちなみにiPhoneはXS以降のモデルであれば対応しています。
僕が購入したSKテレコムのeSIMは、韓国最大手通信会社のSKテレコムの回線を使用するため高速通信と安定さがウリ。
3日間、5日間、10日間、20日間、30日間まで短期から長期の旅行に対応しているのでオススメです。
スマホアプリ
韓国では、スマホアプリを上手に使いこなすことによって効率的に旅行ができます!
インターネットで調べると色々なアプリが紹介されていますが、これから紹介する3つをマストで抑えておいて、あとは必要に応じてダウンロードしていく感じで大丈夫です。
NAVERマップ (地図アプリ)
ほとんどの国でシェアナンバー1を占めているであろうGoogleマップですが、韓国では韓国企業が運営するNAVERマップがナンバー1。
Googleマップでは小さな個人商店やカフェなどが表示されないことがしばしばありましたが、
NAVERマップでは多くのお店が網羅されていて滞在中に検索できなかったお店は一つもありませんでした。
NAVERマップでは、現在地の確認、お店検索、ルート検索など、Googleマップとほぼ同じ機能を使えるので、普段からGoogleマップを使っている人は、不自由なく使うことができると思います!
■ダウンロード
- iOS:https://apps.apple.com/jp/app/naver-map-navigation/id311867728
- Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nhn.android.nmap&hl=ja&gl=US&pli=1
カカオタクシー (タクシー配車アプリ)
実際に韓国に行ってみて感じたのは、交通量や観光客が多くて流しのタクシーを捕まえるのが非常に難しいということ。
そのため、韓国最大の配車アプリ「カカオタクシー」で、事前に配車予約をしておくことで、待ち時間を大幅に短縮し効率的に旅行を楽しめます。
カカオタクシーは、ソウルはもちろん全国をカバーしており、オンライン上でタクシーの配車と、行先を指定できるため、乗車後に運転手とやり取りする必要がありません。(ソウルのタクシードライバーは英語が苦手な人が多かったです)
配車予約後は、アプリ上にドライバーの情報が顔写真付きで表示されたり、あと何分で来るのかわかるので安心。
詐欺タクシーに遭遇する心配もありません。
■ダウンロード
- iOS:https://apps.apple.com/tw/app/kakao-t/id981110422
- Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kakao.taxi
Google翻訳
英語なら何となく意味が分かることがあっても、ハングルを理解できる人は少ないのではないでしょうか?
Google翻訳はカメラ機能を使って文字を読み込むことができるので、メニュー表や看板に書かれている文字を訳すのにも便利です。
■ダウンロード
- iOS:https://apps.apple.com/jp/app/google-%E7%BF%BB%E8%A8%B3/id414706506
- Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.translate&hl=ja&gl=US
おわり
持っていると便利なチャージ式プリペイドカード、スマホアプリ、eSIMを紹介しました。
初めての韓国でもこれらがあればなんとかなります!
情報を取捨選択し、ぜひ快適で楽しい旅行にしてください。