先月の「【作例】オリンパスペンD3で振り返る夏の思い出」に続いて、今回はNikon F2 フォトミックAで撮影した写真から夏の思い出を振り返りたいと思います。
▼前回の記事をまだご覧になっていない方は下記からどうぞ!
お盆期間の白馬
お盆期間は、天気や家族とのタイミングが合わず、遠出ができませんでした。
そのためカメラを持って、観光客が集まりそうな場所を回ってみました。
Hakuba47沿いの平川は水深が浅い場所があるので、夏になるとこのように水遊びをするファミリーが集まります。
夏の白馬といえば登山のイメージが強いと思いますが、ウォーターアクティビティーも盛ん。
ヘルメットとライフジャケットを着用しているので、これからラフティングをするところなのでしょうか。
おそらく白馬ライオンアドベンチャーのツアーだと思います。
数年前にスノーピークランドステーション白馬と白馬岩岳マウンテンリゾートに絶景カフェがオープンしてから、夏の観光客層が大きく変わった気がします。
以前は、登山を目的とした人たちが多かったのですが、現在は20代のカップルや若いファミリー層が目立つようになりました。
この日も多くの若い観光客たちが白馬の空気を楽しんでいました。
こちらのスーパーマーケットの駐車場は、スノーピークランドステーション白馬の臨時駐車場も兼ねているので、お盆期間中は連日満車。
白馬が盛り上がると、白馬村民として誇らしい気持ちになります。
ゴンドラチケットを買い求める観光客。八方池に行くのでしょうか。
観光地のお盆は書き入れ時。ゴンドラ乗り場近くの飲食店に何かを搬入する業者が忙しそうにしていました。
青々とした山の斜面と、雲の隙間から見える北アルプスの稜線が「綺麗!」と思って撮った一枚。
夏は気温上昇とともに、山の斜面に上昇気流が起きて雲が発生しやすくなります。
そのため、東側は晴れているけれど、北アルプスがある西側は曇りなんてこともしばしば。
この日はその典型的な天気でした。
9月 八方池トレッキング
白馬を代表する景勝地の八方池に行ってきました。
毎年夏山登山をする我が家ですが、今夏、山岳エリアに足を踏み入れたのはこれが初めて。今年はどういうわけか、天気、モチベーション、都合が合致する日がありませんでした。
そんな中で訪れた八方池は、どのような景色を見せてくれるのか。
序盤は厚い雲に覆われていて、回りは真っ白。
途中で引き返そうかと何度も考えましたが・・・
無事に雲を抜けました。
整備された木道をひたすら進みます。
進行方向の左側に見える景色。右側のピークが五竜岳で、中央が鹿島槍ヶ岳。
五竜岳には、登ろう登ろうと毎年思っているものの、なかなかタイミングが合わず。
毎日麓から見上げているのに、近いようで遠い存在の山です。
進行方向の右側に見える景色。こちらは白馬三山です。
こんなに分厚くて密度の濃い雲海は初めて。
「山の観天望気(猪熊氏・海保氏著)」によると、雲海を見るためには以下の気象条件が必要なのだとか。
- 地面に近い場所の空気が湿っていること
- 自分がいる位置よりも低い場所に大気の安定した層があること
「大気の安定した層」があるかどうかは一般人にはよくわかりませんが、雲海が見られる条件を自分なりに解釈すると「前日に雨が降る」「晴れて風が穏やかな朝」になります。
ここを下ると八方池はすぐそこ。
八方池に到着!
向こう岸は八方池の特等席。撮影中の人々がたくさんいます。
そこから見える景色は、白馬三山とそれを映し出す八方池。
どちらも主役といわんばかりの圧倒的な存在感です。
八方池を訪れるのは今回で6回目ぐらいですが、こんなに天気が良くて風が穏やかな日は初めて。
いろいろな条件が重なって最高の景色を見ることができました。
8時前に八方池に到着したときは観光客もまばらでしたが、時間が経つにつれて増えてきました。
「チョーやばーい」「きれーい」「白馬すごーい」
景色を見た観光客の歓声があちらこちらから聞こえてきます。
使用したレンズとフィルム
今回使用したカメラとレンズとフィルムのリンクを貼っておきます。
お盆期間の写真は、「NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4(Ai改)」で撮影しました。
オールドレンズらしい古臭いデザインが好きで、Ai Nikkor 50mm F1.4Sではなく、あえてS・C Autoを使っています。
八方池で使用したレンズ「Ai Nikkor 35mm F1.4」は、ニッコールレンズのなかでもっとも明るい広角レンズのひとつ。
重さ400gもある重量級レンズで、持ち運びは大変ですが、写りは抜群です。
フィルムはKodakの「Color Plus 200」を使いました。Kodakらしい黄色く優しい風合いが特徴です。
一応、Nikon F2 フォトミックAのリンクも貼っておきます。
重いけれど、カッコいいし重厚感があってとてもよいカメラ。この存在感は唯一無二です。
▼Nikon F2 フォトミックAの別の記事は下記からどうぞ!
では、また!