6月のヨーロッパ旅行から3ヶ月後、今度は韓国ソウルへ行ってきました。
フィルムカメラで写真を撮りたい僕にとって、海外旅行における最大関門は空港のX線検査機でしたが、成田空港とソウルの仁川空港では無事に回避することができました。
フィルムの現像が先日出来上がったので、今回の記事では、ソウル旅行の旅の思い出を振り返ってみたいと思います。
ソウルという街
ソウルへ行くのは今回が初めてでしたが、エネルギッシュで、ご飯が美味しくて、清潔で、治安が良くて、最高の街でした。
オフィス街の高層ビル群や、看板や電線の混雑具合は日本と似たような雰囲気なのに、街に溢れるハングルや混沌とした裏路地、古き良き市場、伝統的家屋の韓屋、街のいたるところに残る朝鮮王朝時代の城壁や城門に「韓国らしさ」が感じられました。
乱立する看板や張り巡らされた電線は、日本にもありそうな光景。
そういえば台湾でも似たような光景があったので、この100年以内に急速に発展していったアジアの国々はこのようになりがちなのでしょうか。
統一感のあるヨーロッパの街並みも素敵でしたが、アジアの混沌とした街並みも味があっていいですね。
街に溢れるハングルは最高にカッコよくて、たくさん写真を撮りました!
この感覚は、日本に来た外国人が漢字に興奮するのに近いのでしょうか。
でもさすがに、ハングルが書かれたTシャツは買わなかった。
古き良きソウルの市場
定番観光スポットとして人気の市場は、大小さまざまな商店が軒を連ね、古き良きディープな韓国を感じられる場所。
韓国グルメの食べ歩きや雑貨のショッピングなど、市場に行けば食欲も物欲も満たされます。
今回の旅行では、100年の歴史を持つソウルの大人気市場『広蔵市場』と、地元の人にも愛される比較的コンパクトな市場『望遠市場』に行ってきました。
名物の緑豆チヂミは、分厚くて男性の手のひらよりも大きいボリューミーな一品。
外はカリカリ、中はモチモチ。ハッシュドポテトのような食感で最高に美味しかったです!
どの商店もそこで働いている人も雰囲気があって、韓国の昔ながらの日常風景を垣間見ることができました。
ソウルで出会った景色
広蔵市場の近くで見つけたポートレート写真が並べられていたこのお店がだいぶシュールだったのですが、バナー書かれている文章をGoogle翻訳で調べてみたら、「結婚写真」とか「注文制作」とか書かれていました。
ソウルの街には問屋のような小さなお店がたくさんありました。
高層オフィスビルの隣や、大通りに面した場所にも問屋街が残されていて、ソウルらしい光景として印象に残っています。
梨泰院にある『Anthracite Coffee Hannam』の店内は、コンクリート打ちっぱなし&配管むき出しの内装になっていて、都会的で洗練された雰囲気でした。
オシャレなお客さんがひっきりなしに訪れていたので、ハイセンスなソウル市民に愛される人気店のようです。
宿泊した『ロッテシティホテル明洞』のランドマークの人形。
その奥にはソウルのシンボルの南山タワーが見えます。
『リウム美術館』のモニュメントの前で、モデル風?の男性がポーズを決めて写真を撮ってもらっていました。
リウム美術館の企画展示室にて。
韓国の伝統的家屋が建ち並ぶ北村韓屋村は、朝鮮王朝の古宮である景福宮と昌徳宮に挟まれた場所にあり、当時は貴族も住んでいた格式高い家々が密集しています。
この韓屋は、ショップやカフェに活用されているものもありますが、そのほとんどが現在も人々が暮らす住居。
特徴的な瓦屋根やレンガ造りの壁など、風情があってとてもいい雰囲気。
黄色と黒のトップスのコントラストが素敵だったお姉さんたち。
感覚的にはコンビニよりも多かったんじゃないかと思うぐらい、たくさんあったコスメショップ『OLIVE YOUNG』。
世界各国の美を求めるたくさんの女性客がショッピングを楽しんでいました。
あまり深く考えずにどんどん買い物カゴに放り込んでいく人、スマホで調べながら慎重に買い物をする人など、買い物のスタイルがさまざまで見ていて楽しかったです。
ソウルの夜景
青くライトアップされた南山タワーが撮りたくて、宿泊したホテルの前から撮影。
朝鮮王朝の王宮『景福宮』は、ライトアップされたら存在感が凄まじい。
建築様式は日本の首里城に似ていると思ったのですが、首里城は中国の城をモデルに建造されているので、景福宮も中国の影響なんだろうと。
数百年前の東アジアの国々に対する中国の影響力が強大だったのだと改めて実感しました。
梨泰院クラスのロケ地にもなった、南山タワーが望める歩道橋。
梨泰院クラスは3回も観たので、その舞台となった場所に足を踏み入れるのはなんだか感慨深いです。
梨泰院の路地裏は、世界各国の飲食店があり外国人も多いため、韓国っぽさがちょっと薄いエリアでした。
梨泰院はよく六本木に例えられますが、個人的には渋谷のスペイン坂に似ていると思いました。
明洞の夜市はすごい人出で、これを撮影したのは23時頃。
ソウルには明け方まで営業しているアパレル問屋もあったりして、まさに『眠らない街』でした。
おわり
前半にも書きましたが、ソウルは本当に最高の街でした。
日本とは時差が無く、東京から2時間30分程度で行けてしまう距離感。
どうしてもっと早くに行かなかったんだろうと思うぐらい良い街で、思い出深い旅行になりました。
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