滑走道具やアバランチギアなどとともに、バックカントリースノーボードに必須の持ち物といえば「行動食」。
みなさんは、どんな物を持っていっていますか?
よく雑誌では、効率よくエネルギーを摂取できるエネルギーバーやゼリーなどが推奨されていますが、人工的な味わいが苦手な人も多いのではないでしょうか。
僕もあまり好きではなく、せっかく山に出かけるなら、食べるのがワクワクするような美味しいものを持っていきたいと思っています。
今回は行動食の一例として、僕が1月中旬の天狗原バックカントリーに持っていったものを紹介します。
当日の行程は、8:30に栂池ゴンドラに乗車し、13:30に下山。約2時間30分のハイクアップでした。似たようなスケジュールのツアーを予定している人は、ぜひ参考にしてみてください。
天狗原バックカントリーに持っていった行動食
厳冬期のバックカントリーは、強風や低温の日が多く、お弁当を広げてゆっくりランチすることは、ほぼありません。
そのため、栄養価が高くサッと済ませられる行動食を準備します。おにぎりは凍るので絶対にNG!
これらの条件を満たしていれば、自分のモチベーションが上がる、お気に入りのものを準備すればOKです。
菓子類は、あらかじめジップロックにまとめておくとサッと食べられて便利ですよ。
ツルヤの牛乳かりんとう (持っていった量→半分ぐらい)
以前、別の記事でも紹介したことがあるツルヤの「牛乳かりんとう」。
甘すぎず上品な味わいなので、汗をかいたあとでも食べやすいです。
一口サイズなので、一つ一つゆっくり食べてもいいですし、急いでいるときはまとめて口の中に押し込むこともできてしまいます!
薄皮こしあんぱん (持っていった量→全部)
行動食として定番の「薄皮」シリーズ。
身体のなかにある糖質はエネルギーに転換されやすいため、疲れてくると甘いものが欲しいと感じるのだとか。あんこには糖質がたっぷり含まれているので、エネルギー補給にぴったりの食べ物。
そんなわけで僕は、糖質をしっかり補える「薄皮こしあんぱん」がお気に入り。
薄皮こしあんぱんは手のひらサイズで食べやすいのに、食べごたえがあるので、昼食の代用にしてもOK!
オブセ牛乳のチョコチップスコーン (持っていった量→半分ぐらい)
長野県小布施町にあるオブセ牛乳の「チョコチップスコーン」。県内のスーパーマーケットやコンビニなどで買えます。
このスコーンは、水を一滴も使わずに、オブセ牛乳のみで生地を練り込んだ贅沢な一品!
一口サイズの中にチョコチップがまんべんなく混ぜ込まれ、素早く甘いものを食べたいときにぴったり。
口の中の水分を持っていかれる感じもなく、とても食べやすいです!
たまごドーナッツ (持っていった量→2つ)
こちらは近所のスーパーマーケットで購入した「たまごドーナッツ」。
ずっしりしていて食べごたえ満点!程よい甘さがお気に入り。
しかし!!
ちょっと大きいことと、パサパサした食感から、バックカントリー中に食べる気にならず、そのまま持って帰ってきてしまいました…
パタゴニアのチリ・マンゴー (持っていった量→全部)
こちらはパタゴニアの「チリ・マンゴー」。
ドライフルーツとは思えないほどジューシーなマンゴーに、ライム果汁と赤唐辛子で味付けされた一品。
最初は「ちょっと苦手かも?」と思いましたが、慣れてくると、甘味と酸味と辛味の絶妙なバランスが病みつきになります。
山の上で食べるとさらに美味しく感じる不思議な食べ物。
オーガニックなので健康志向の人にもオススメです!
パタゴニアの直営店またはWebショップで購入できます。
パタゴニアのフルーツバーとセイバリーシード (持っていった量→全部)
こちらも同じくパタゴニアの「フルーツバー」と「セイバリーシード」。
フルーツバーは、しっとり系でフルーツの酸味がしっかり効いているので食べやすい!
セイバリーシードは、塩味のレンズ豆やそばの実やヒマワリの種などをミックス。塩味が効いていてたくさん汗をかいた後のミネラル補給に最適!
どちらもポケットに収まるサイズなので、立ったまま小休憩する際にサッと食べることができます。
パタゴニアの直営店またはWebショップで購入できます。
おせんべいとキットカット (持っていった量→4つずつ)
こちらは、おせんべいとキットカット。
キットカットはポケットに収まるサイズ感と、ウエハースの適度なボリューム感がちょうどいい!
おせんべいはちょっと塩味がほしいときに。ザックに入れておくと高い確率で割れるので、それが嫌な人はぬれせんべいがオススメ。
どちらもとても軽いので、ウェアやザックのウエストベルトのポケットなどに「念のため」忍ばせておくと重宝します。
モチベーションが上がるお気に入りの行動食を見つけよう!
以上、天狗原バックカントリーに実際に持っていった行動食でした!
当日は、風速10mで視界が悪く、さらに小雪が舞うようなハードコンディションで、ハイクアップはなかなかしんどかったです。
しかし、最高のパウダースノーとお気に入りの行動食を楽しみにし、なんとか登り切ることができました。
みなさんも、普段から食べている好きなもの、特別な日に食べるちょっと贅沢なものなど、モチベーションが上がるお気に入りの行動食を探してみてください!