ひと冬で50日もスノーボード滑走していると、3シーズンでボロボロになってしまうグローブ。
2020-21シーズンに購入したノースフェイスのゴアテックスグローブも寿命が近づいてきたので、ヘストラの「フォールライン」に買い換えました。
スウェーデン生まれのヘストラは、品質が良く、特にレザー製のグローブが日本でも人気のブランド。
レザーが乾燥してきたらオイルを塗り、穴が開いたら縫い合わせる。手入れをしながら長く愛用できるのが魅力です。
まだ使い始めたばかりですが、「なんでもっと早く買わなかったんだろう」と思うぐらい、良いグローブです。
今回は、ヘストラのフォールラインの素晴らしさを紹介していきます。
操作性に優れたヘストラのフォールライン
ヘストラのフォールラインは5本指タイプのグローブ。
操作性が抜群で、ブーツを絞めたりザックから荷物を取り出すときに威力を発揮します。
また、グローブを着けたまま作業をすることが多いバックカントリーのときも重宝しそうです。
5本指タイプのフォールラインは、暖かさこそミトングローブに劣りますが、生地が厚いため十分に暖かく、よほどの寒がりでないかぎりは大丈夫だと思います。
全部で6色あるカラーのなかで、クラシカルな雰囲気で使い込んだらいい味が出そうなコルクに。
細部をよく観察してみると、縫製が非常に丁寧で頑丈に作られているのがわかります。
スウェーデンの女性アルペンレーサーの要望で生まれたグローブだけのことはあって、作り込みがしっかりしていて安心です。
手首の部分には、ゴムストラップとリングが付属しています。
ストラップは手首に巻くことで、グローブを外したときに風で飛ばされたり、紛失防止に役立ちます。
リングはカラビナと一緒に使うことで、移動中にウエストやザックに取り付けることができます。
クラシカルな見た目ながらも、細かい仕様にもこだわっているのが嬉しいです。
ナイロン製グローブでは味わえないフィット感
ヘストラのグローブを使用してみて一番良さを感じたのはフィット感。
レザー特有の、どんどん手に馴染んでくる感じがします。
上の写真はまだ数回しか使用していないときに撮ったものですが、手の形に沿って湾曲しているのがわかりますか?
いままでナイロン製のグローブしか使ったことがなかったので、レザーグローブがここまで手に馴染むとは思いませんでした。
手にフィットすると、なんだか安心した気持ちに包まれます。
甲と指の部分に入った衝撃吸収パッドは、手を保護してくれるのはもちろんのこと、フィット感の向上にも役立っている気がします。
インナーは取り外し可能で、常に清潔な状態を保てる
フォールラインのインナーは取り外し可能。
分厚いスノーグローブは内側が汗で濡れてしまうとなかなか乾きにくいものですが、インナーが取り外せることで素早く乾かせます。
また、定期的に洗濯して常に清潔な状態を保てます。
このインナーのみを単体で購入することもできるので、消耗してきたら交換し、一つのグローブを長く愛用することができます。
オイルを塗って保湿と撥水性をキープ
ヘストラのオリジナルオイル「レザー バーム」を塗ることで、レザーの保湿や撥水性を維持できます。
使用頻度にもよりますが月に1回程度、もしくは表面がカサカサしてきたタイミングで塗ってあげるのがいいそうです。
上の写真のグリーンのグローブは購入してから3シーズンが経った妻の「スリーフィンガー フル レザー ショート」。
こまめに手入れをしている様子はなく、シワシワで乾燥気味。まさにオイルの塗り頃です。
ハイシーズンの乾いた雪であることも関係していると思いますが、防水性が非常に高いです。
オイルを縫い合わせ部分までしっかり塗っておけば、ご覧の通り水が染みてくることはありません。
自分色に育てて長く愛用したい
元々丈夫に作られたグローブですが、万が一穴が開いてしまったときは、専門店で補修をしてくれるそうです。
ヘストラは環境意識が高い北欧のブランドだけのことはあって、長く使えるような工夫が随所に施されていました。
自然のなかで遊ぶスノーボードだからこそ、環境に優しい選択をし道具を長く愛用したい。ヘストラのグローブはそんな自分の価値観にピッタリでした。
丁寧に手入れをすることで、長い時間をかけて自分色に育てていきたいと思います。
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