2024年は韓国に2回行きました。
1回目は成田&仁川空港を利用し、2回目は中部セントレア&仁川空港を利用しました。
昨年の旅行では、成田&仁川空港ともにフィルムのハンドチェックに応じてくれましたが、今年はどうだったのか。
またどのような対策をしたのか、この記事でお伝えしたいと思います。
昨年の記事はこちら↓↓
対応が分かれる結果に
9月の成田-仁川空港
- 成田空港出国時 → ハンドチェックOK
- 仁川空港出国時 → ISO400のフィルムはハンドチェックOK / ISO100のフィルムはX線検査機へ
成田空港ではハンドチェックをお願いしたら「はい、わかりました」とスムーズに対応してくれました。さすが日本です。
しかし帰りの仁川空港では、「ISO400のフィルムはハンドチェックするけど、ISO100のフィルムは規則だからX線検査機に通さないとダメ」だということでした。
何度交渉しても「規則だから」と取り合ってくれませんでした。去年ハンドチェックしてくれたのに…。
10月の中部セントレア-仁川空港
- 中部セントレア空港出国時 → ハンドチェックOK
- 仁川空港出国時 → ハンドチェックOK
9月の仁川空港での反省を活かして、コダック社のフィルム検査案内ラベルを印刷してフィルムの袋に同封しておきました。
その効果もあってか、ISOに関わらず、すべてのフィルムをハンドチェックしてくれました。
これらのことからわかることは、結局「担当者のさじ加減」であるということです。
ハンドチェックしてもらうための対策
担当者のさじ加減である以上、これをすれば絶対にOKという方法はありませんが、何度も海外へ行った経験から導き出したハンドチェックしてもらうための対策をまとめます。
1. フィルム検査案内ラベルを持参する
コダック社のフィルム検査案内ラベルを印刷しておくのは効果的かもしれません。
10月の仁川空港では、検査担当者がこのラベルを読んでからハンドチェックに回してくれました。
2. 空いていて中堅担当者がいるところを狙う
ある程度自分で判断ができる中堅担当者がいる検査機なら、スムーズにハンドチェックをしてくれるケースがあります。
これはヨーロッパの空港でもそうでした。
若手担当者の場合は、規則通りX線検査機に通そうとするか、上長の判断を仰ぐはずです。
現場を俯瞰してみている上長が若手から判断を仰がれたとき、イレギュラーな対応をしにくいので、規則通りX線検査機に通そうとするはずです。
あと「空いている検査機」も大事なポイントで、空いていることで、検査官も自分も冷静に落ち着いて交渉することができます。
3. 感光した写真を見せる
ハンドチェックをお願いするとだいたい「ISO400以下のフィルムはX線検査機に通しても大丈夫だよ」と言われます。
そう言われたら、ネットなどにある感光した写真を見せて粘り強く交渉してみましょう。
検査官はX線がどのような影響を与えるのかイマイチ分かっていない可能性があるので、実際の写真を見せることで、影響の大きさとこちらの熱意を理解してくれるかもしれません。
4. フィルムの調達と現像を現地で行う
究極の対策は「フィルムの調達と現像を現地で行う」です。
色々と手間がかかりますが、現像さえ済ませてしまえばX線に通しても問題ありません。
おわり
残念ながら海外の空港で100%ハンドチェックをしてもらう方法はありません。
よって、上記にまとめた「ハンドチェックしてもらうための対策」を実践して、できる限り確率を高めてみてください。
ちなみに、日本の空港なら100%ハンドチェックしてくれるはずです。