韓国・ソウル＆釜山8泊9日の旅をフィルム写真で振り返る記事の第2段。
今回の記事は「釜山編」です。
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今回のカメラはNikon S3 オリンピック
今回の韓国旅行に持って行ったカメラは、Nikon S3 オリンピック。
「オリンピック」や「再生産型」と呼ばれるこのモデルは、Nikon S3の製造が終了した7年後の1965（昭和40）年に2,000台が販売されました。
カラーはブラックペイントのみで、シリアルナンバーは632万番台といわれています。
ぼくはNikon S3 オリンピックをガンガン使い込んでいるので、ところどころ真鍮が露出して貫禄が出てきました。
まあまあ軽くて（重さ580g）、ぶつけてもビクともしないので、旅のお供に最適なカメラです。
レンズは、Nikkor w-3.5cm f2.5、Nikkor-S.C 5cm f1.4、Nikkor 105cm f2.5の3本を持って行きました。
初めての釜山
釜山を訪れるのは初めて。今回は3泊4日の日程でした。
釜山には人情味があってアットホームな空気感が漂っていて、日本の都市に例えると大阪に近いんじゃないかなと思います。
方言も結構強いようで、そんなところも大阪に似ています。
韓国の看板は基本的に派手なので、普通の飲食店なのかナイトスポットかと判断が難しいときがあります。
レンズが壊れた釜山2日目
2日の朝。
ホテルからタクシーで、コーヒーショップやアートギャラリーや書店が入った「F1963」に行こうとしたら、隣のコストコの屋上駐車場で降ろされました。
運転手的にはよかれと思って気を利かせてくれたみたいですが、完全に裏目に出た形です。
F1963内のテラロッサコーヒーでNikkor-S.C 5cm f1.4が壊れました。
なんとマウント部分からレンズ本体が外れて落下。床にたたきつけられた衝撃で歪んでしました。
去年はパリでLeica M3が壊れてしまいましたが、今年は釜山でレンズが破損。なんだか呪われています。
予備のレンズはホテルに置きっぱなしにしていたため、Nikon S3では撮影続行不可能。
そのため、妻のOlympus PenD3を借りて何枚か撮影させてもらいました。
F1963を一通り楽しんだ後は、カンジャンケジャンの有名なお店まで歩いて移動。
タクシーでサッと行ってしまったほうが楽なのですが、歩くことで観光客が行かないようなローカルな街並みを楽しむことができました。
ランチ後は一旦ホテルに戻ってNikkor w-3.5cm f2.5をピックアップし、コウン写真美術館で開催されていたロバート・キャパ展に行きました。
「崩れ落ちる兵士」や「ノルマンディー上陸作戦」などの超有名作品を含む、キャパの歴史を網羅した内容になっていて大満足の内容でした。
しかも入館料が無料！
ロバート・キャパは大好きな写真家の一人なのですが、そんな写真家の展示を感光で訪れたタイミングで見られるなんて奇跡的でした。
海雲台ビーチ
韓国を代表するビーチリゾート「海雲台（ヘウンデ）」。
ビーチ沿いには高層リゾートホテルが建ち並んでいて、全体的に洗練された雰囲気でした。
ビーチでは、ビーチバレーをしたり、海水浴をしたり、日光浴をしたり、観光客もローカル風の人も思い思いの時間を過ごしていました。
太陽がゆっくりと沈んでいく中、遠くから聞こえてくるメローな音楽に癒されました。
せっかく素晴らしい環境にいるので、こっそりカバンに忍ばせておいたマンフロットのミニ三脚を使って、記念写真を撮ってみました。
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超ローアングルのため、画角やピント合わせが大変ですが、ペットボトルよりも余裕で軽いので、旅先では重宝します。
ドラマ・愛の不時着のロケ地に使われた「コモドールホテル釜山」に宿泊
釜山に3泊4日したうちの1泊は、ドラマ・愛の不時着のロケ地に使われた「コモドールホテル釜山」に宿泊。
美しい伝統的な韓国建築や景福宮や物語を描いた壁画などが楽しめた他、明るく親切なスタッフのおかげで快適な滞在ができました。
ミーハーな気持ちで予約をしたホテルでしたが大満足。
甘川文化村
3日目は現代アーティスト・李禹煥の美術館である「李禹煥 空間 Space Lee Ufan」などへ行きましたが、帰国してから気が付いたのですがその時のフィルムを紛失してしまったようです。
4日目は昼からソウルに戻る日。
カラフルな家々の景色が広がる甘川文化村。
ここは朝鮮戦争時に北朝鮮から避難してきた人々が開墾した場所なんだとか。
2009年から町おこしが行なわれ、観光地としてPRされるようになったそうです。
坂や階段が急できついですが、路地を歩いてみるのも楽しい。
高速鉄道KTXでソウルへ移動
釜山名物のミルミョン（小麦を使った冷麺）やカンジャンケジャンやデジクッパなど、当初から予定していたものも食べられたし、行きたかった美術館にも行けたし、大満足の釜山旅でした。
釜山4日目の昼に高速鉄道KTXでソウルへ移動しました。
次の記事に続きます。
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